SF映画を見ながら、もし宇宙服を着ずに、生身の体で宇宙空間に行ったらどうなるのか?
みなさんも一度は想像したことがあるかもしれません。
宇宙は非常にさむいから、凍ってしんでしまうのか。
宇宙には空気がないから、息ができないのではないか。
もし宇宙空間に生身で行ったらどうなるのか?
私たちの想像が、ウソか本当かを紹介します。
1.一瞬で凍って死ぬ = ウソ
宇宙の気温はマイナス270度と、地球上では考えられないくらい低い温度です。
しかし、宇宙空間は真空で、温度を媒介するものが存在しないため、人間が生身でさらされても寒さを感じません。
一瞬で凍って死ぬこともありません。
2.体が膨らみ破裂死する = ウソ
瞬間的に真空状態に体がさらされると、外との気圧差が発生します。
しかし人間の体は意外に丈夫で、外との気圧差が1の場合には、破裂したり、眼球が飛び出すことはありません。
参考までに、水深10メールでは気圧差が2となります。
3.窒息死する = 本当
真空状態では短時間で死に至ります。
血液や唾液などの液体が気化されて、最後は窒息死します。
実際に、1965年に宇宙センターで事故があり、
瞬間的に真空状態にさらされた宇宙飛行士は、口の中に唾液が沸き始めた、と証言しました。
よく訓練されてた人であれば、真空状態で最大一分間の生存は可能です。