子どもの偏食は、多くの親にとって悩みの種のひとつです。
愛する子どものために、なるべくバランスの良い健康的な食事を与えたいところですが、子どもは簡単には食べてはくれません。
特に、にんじんやブロッコリーなどを与えることは困難です。
その対策として、多くのお母さんは野菜をなるべく目立たないよう料理の中に隠す工夫をします。
にんじんを子供が大好きなケーキにこっそり入れるように。
そのケーキを食べた子どもを見て、「にんじんを食べたとは絶対にわかっていないだろう。」と、喜ぶかもしれません。
しかし、それでは根本的な解決にはなっていないのです。
にんじんを食べるためには、にんじんが好きだと思えるようになる必要があるのです。
ケーキに隠しても、子どもたちは、にんじんを食べた意識はなく、ケーキの味だけが記憶に残ります。
それよりは、子どもが自分から野菜を選ぶよう、手助けをする必要があります。
子どもの食生活を根本的に変えるシンプルな方法は、「少しづつ味見させる」ことです。
実際、学校や家庭でも効果が実証されたこの方法を使えば、子どもたちが苦手な食材を食べられるようなるのです。
その手順を紹介します。
Step1.子どもと一緒に苦手な野菜を選びます
Step2.2週間毎日、食事の時間以外でもかまわないので、小さくカットした野菜を子供に与えます。
Step3.もし子どもが味見をしたら、ステッカーを一つ貼ります。
ここで重要なことは、絶対に無理やり食べさせてはいけません。
「少しづつ味見する。」この方法で、子どもたちが受ける圧迫感を軽減するのです。
今日からゆっくり始めてみましょう。
子どもの食事の時間をより楽しく変えてくれるでしょう。