玉ねぎは、東西問わず幅広く使われる食材のひとつです。
料理に風味を加えるために欠かせない食材として知られるたまねぎですが、さまざまな効能が明らかになり、健康食品として注目を集めています。
たまねぎを食べると、糖尿病、高血圧、動脈硬化などの成人病の予防に役立つとして知られています。
また、たまねぎに含まれているケルセチン成分は、がんの予防に効果的です。
今回は、たまねぎを食べる以外の方法で、体にさまざまな効果を与える方法を紹介します。
【たまねぎが持つ鎮痛効果】
1.やけどの傷
やけどを負ったとき、まずは応急処置が必要です。
すぐに病院へ行くことができないときは、たまねぎを使って対処しましょう。
半分に切ったたまねぎの断面を傷にあてて、そっとこすってください。
軽くこするだけで痛みは半減し、また、傷跡が残りづらくなります。
2.虫刺され
蚊などの虫に刺されたときも、たまねぎで軽くすれば、痛みやかゆみが緩和されます。また、毒を取り除く効果もあります。
3.耳の痛み
耳に痛みを感じた時、自分で見て確認ができないため何が原因なのかわからないときがあります。
その時は、とりあえずたまねぎを小さく切って耳の穴に入れてみましょう。
1日程そのまま経過を観察すれば耳の痛みが消えるそうです。
【たまねぎが持つ美容効果】
~たまねぎ化粧水の作り方~
用意するもの:たまねぎ1個 白ワイン1カップ
①しっかりと冷蔵庫で冷したたまねぎを細かくみじん切りにする
②3日間ほど水に浸して、辛味成分を取り除く
②たまねぎを入れた容器に白ワインを注ぎ、冷蔵庫で1週間熟成する
③コーヒーフィルターなどでろ過する
④化粧水として使用する(冷蔵庫で保管する。)
1.老化防止
たまねぎは、抗酸化物質として知られるポリフェノールが豊富です。
この成分が活性酸素をおさえ、血管内の老廃物を除去し、肌の老化を防ぎます。
2.美白効果
たまねぎは、ビタミンB1、B2、ビタミンCなどを含有していて、シミやそばかすを防ぐ効果があります。
さらに、たまねぎとウコンを混ぜてくすみがきになる部位に着ければ、色素沈着の緩和に効果的です。
3.肌のトラブル緩和
抗菌成分をたくさん含むたまねぎは、細菌の繁殖を防ぎます。
細菌が原因で起こる肌トラブルに効果的です。