私たちが毎日使用する生活用品には、長く使い続けるものと、一定期間で新しいものへ交換する必要があるものがあります。
しかし、多くの場合、まだ使える状態であれば使い続けるでしょう。
使用期限を過ぎた製品を使い続けると、衛生的な問題が発生し健康に影響を与えることもあるのです。
あまり知られていない、生活用品の使用期限を紹介します。
1.プラスチック容器(3ヶ月)
食品の保存によく使用されるプラスチック容器は、きれいに洗えば、容器が割れるまで使えると考える人も多いでしょう。
しかし、プラスチック容器を長く使用し続けると、BPAやBPSのような有害物質を発生する恐れがあります。
食品の保存には、できるだけガラス容器を使いましょう。
特に、油ものはプラスチック容器は避けたほうがいいでしょう。
プラスチック容器は、3ヶ月ごとに新しいものに取り換えることをおすすめします。
2.まな板(12ヶ月)
まな板には、便器よりも2倍以上のバクテリアが存在すると言われています。
まな板を使用後、しっかり乾燥させるには時間が必要です。
そのために、細菌が繁殖しやすくなります。
少なくとも1年ごとに取り換えましょう。
深い傷や変色がある場合はすぐに取り換えることをおすすめします。
3.まくら(18ヶ月)
枕には、フケや角質などの汚れがつきやすいため、管理には注意が必要です。
汗とほこりの付着により、バクテリアが発生しやすくなります。
枕には、35万ものバクテリアが存在していると言われています。
そのため、1年半ごとに新しいものに取り換えましょう。
また、長く使い続けると変形してしまい、首に負担を与えるおそれもあります。
4.ヘアブラシ(12ヶ月)
ヘアブラシは、定期的にきれいにしていれば取り換える必要なないと考えるかもしれません。
しかし、長く使用するほど、整髪料などが付着して、バクテリアの発生源となります。それが原因で、頭皮の炎症や脱毛を引き起こす可能性もあるのです。
そのため、半年~一年ほどで新しいものに取り換えることをおすすめします。
5.かみそりの刃(2週間)
切れ味が悪くなってから取り換えるのではなく、少なくとも2週間おきに取り換えるとよいでしょう。
肌のトラブルを防ぐため、なるべく清潔なものを使いましょう。
使用後のかみそりには、水分や毛髪が付着しています。
使用後は、水分を取り除き、密閉容器で保管しましょう。
毎回、アルコールで消毒するのが最も理想的です。
6.シャワーボール(2ヶ月)
体を洗うのに使用するシャワーボールには、角質や毛髪など細菌を増殖させるための有機物が付着しています。
また、湿った浴室内で放置すれば、膨大なスピードで細菌が増殖するでしょう。
これらは、皮膚病を引き起こす原因となります。
皮膚科医師の中には、シャワーボールの使用を中止することを勧める人もいます。
素手で洗うのが、いちばん清潔な方法だからです。
しかし、便利なシャワーボールを手放すのが難しいのならば、使用後はよく乾燥させて、少なくとも2ヶ月ごとに取り換えましょう。
知らずに使い続けていた生活用品たち。
もう一度点検し、新しいものに取り換えてみてはどうでしょうか。