ネイルケアに興味のある人なら、爪の「甘皮処理」についてよくご存じだと思います。
ネイルアートは、女性にとって欠かせない楽しみのひとつとなりました。
甘皮処理は、ネイルの仕上がりを美しくするために必要とされています。
しかし、処理方法を誤ると、健康に影響を与えることもあるので注意が必要です。
甘皮処理をすると、爪の表面に小さな傷が残ります。そこから、細菌やカビが侵入することがあるのです。甘皮処理をすれば、ネイルの仕上がりはより美しくなりますが、実際には、細菌感染のリスクもあるのです。
▲甘皮とはなに?
爪の根元部分にある、表面を覆う細胞が、部分的に硬くなっているキューティクル層のことです。
水分の蒸発を防ぎ、細菌の侵入を防ぐ働きがあります。
爬虫類のうろこや、鳥の羽などは、その表面がキューティクルで覆われています。
▲甘皮を除去するとどうなる?
誤った方法で甘皮除去をすると、爪が弱くなります。
ナイフやはさみ等で細かな傷がついた場合は、細菌感染する可能性があります。
爪を生成する部分に炎症がおき、爪が変形する原因となります。
処理する部分に消毒液をつけて行ってください。
▲爪を健康に保つためには?
爪には、細菌感染を防ぐ役割があります。
爪切りなどの鉄製器具、アセトンなどの化学薬品を使用すると、その防御能力が失われてしまいます。
爪の健康のためには、マニキュアを極力控えてください。
また、爪専用のクリームを塗ることで、爪の割れを防ぐことができます。
爪の主成分は、ケラチンというたんぱく質でできており、卵、牛乳、牛肉、多くの野菜や穀物を摂取するとよいでしょう。
爪が割れてしまったときは、はちみつをなじませるのも効果的です。