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ケニアで人間の排泄物使った飼料生産、衛生問題も解決


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ケニアの農家、ビクター・キャロさんの飼育するニワトリの産む卵の数が2倍になった。卵が大きくなったほか、黄身の色も濃くなったという。理由は、人間の排泄物だ。

キャロさんはナイロビにある有機物リサイクル会社から取り寄せたエサを与えている。この会社は、スラム街に提供した有料トイレから廃棄物を回収し、これを餌としてハエの幼虫を育て、高品質の動物用飼料にしている。

 

世界の人口は2050年までに100億人に増えると予想されている。その中で、食用あるいは動物の飼料として、昆虫は注目の的だ。大豆などの伝統的な飼料は、森林破壊や農薬の過剰使用につながる懸念があり、昆虫はこの代替品として期待されている。


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市場調査会社の米メティキュラス・リサーチは昨年、2023年までに、世界の食用昆虫市場は現在の水準から3倍の12億ドルになる可能性があると試算した。

 

世界銀行によると、ケニアのような開発途上国では、都市居住者の2/3近くがスラムに居住している。ハエの幼虫に排泄物を与えることで、衛生と栄養摂取の両方の問題を解決できる可能性がある。

ナイロビの有機リサイクル工場では、ハエの幼虫が10日間で排泄物の70%を消化し、窒素とカルシウムを含む有機肥料となる。経営者によると、工場拡張により幼虫の生産量は月産7トンから増加し300トンになる見通し。2020年末には黒字化を見込むという。

畜産飼料業者は「養鶏業者は餌に何が入っているのかに興味はない。興味があるのは結果だ」と話した。


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