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年々、喫煙者への風当たりが強くなっている中、形勢逆転を狙って世界最大のタバコ企業フィリップ・モリス・インターナショナルが市場に投入したのが「iQOS」。
iQOSとはI quit ordinary smoking(いつものタバコはやめました)の頭文字をとったもので、本来火を付けて燃やすものだったタバコを、加熱して蒸気を吸い込む方式に転換。
健康被害が少ないという触れ込みで、日本でも喫煙者の間で急速に広がったのは、皆さんご存知の通り。
しかし、そんなiQOSの行っていたキャンペーン広告が炎上して、中止に追い込まれる事態に…
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iQOSキャンペーン中止の真相
問題となったのは、ソーシャルメディアで影響力を持つインフルエンサーにiQOSを紹介させる広告キャンペーン。
皆さんもInstagramやTwitterで「この人は金を貰って商品を紹介してるんだろうな…」と感じる、胡散臭い投稿を見たことがあるはず。
フィリップ・モリス・インターナショナルでは20〜25,000ドルの報酬を渡して、世界中のインフルエンサーにiQOSをPRさせていました。
このインフルエンサーを起用した広告に関して、フィリップ・モリス・インターナショナルのマーケティング基準では「25歳以下のモデルを使ってタバコ製品を宣伝することを禁止する」と定めています。
しかし、21歳のロシア人インフルエンサーAlina Tapilinaさんを起用して「ついに新しいiQOS3を手に入れたの。有害物質は普通の食べ子より90%少ないのよ。あなたはまだiQOSじゃないの?」と、iQOSをPRしていたことが発覚し問題となったのです。
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ロシアの法律的には、21歳が喫煙することに問題はないのですが、フィリップ・モリス・インターナショナルは同社の定めるガイドラインに違反したことを重く受け止め、インフルエンサー広告を全て中止すると発表。
肩身の狭いタバコ会社
タバコ会社としては老い先短い老人よりも、若い喫煙者を囲い込んで、タバコを吸い続けてもらいたいと考えるのは当然かも知れません。
ですが、各国で嫌煙団体が次々に誕生してタバコ会社のPRを監視している今、何かと肩身の狭いフィリップ・モリス・インターナショナルは速攻で土下座して騒動を沈静化させようと考えたのでしょう。
インフルエンサー業で食ってる人は、金積まれてもタバコ産業に関わんない方が身のためかもね。